今回は、photoshopで写真加工をしていく中で、良く使われるテクニックとして代表的な
写真の切り抜きテクニックについてご紹介していきます。
切り抜きテクニック① 【被写体を選択】による切り抜き
切り抜く対象が最も多いのが、被写体ですよね。
そんな中で、最も有効な被写体を選択による切り抜き方法をご紹介します。
まず画像レイヤーを選択した状態で
①プロパティ⇒②被写体を選択(クイック操作)をクリック
被写体を自動的に検知して選択されました。
被写体が選択された状態で、①レイヤーマスクを選択をクリックすれば、切り抜き完了です。
切り抜きテクニック② 背景を削除
続いては、背景のみを削除することで被写体を切り抜く方法になります。
画像レイヤーを選択した状態で
①プロパティ⇒②背景を削除(クイック操作)をクリックします。
背景を自動的に検知し、削除されました。
しかしながら、靴の部分等が背景と一緒に削除されてしまっていますので、
被写体と背景の境目がくっきり分かれている写真でないと、難易度が上がってしまいます。
切り抜きテクニック③ クイック選択ツールを使って切り抜く
クイック選択ツールを用いて切り抜く方法になります。
選択範囲が認識しやすい画像でおこなうと有効的なテクニックになります。
STEP1 切り抜く画像にマスクをかける
切り抜く範囲を分かりやすくするために①レイヤー選択⇒②選択範囲⇒③選択とマスクをクリックします。
選択とマスクの画面に移行したら、
①表示⇒②オーバーレイを選択し、全体にマスクをかけます。
①不透明度を50%⇒②示す内容をマスク範囲に設定し、
切り抜き加工前の準備が完了です。
STEP② クイック選択ツールを使って切り抜き
続いて、切り抜き加工に入ります。
まず、①クイック選択ツールをクリックし、②ブラシサイズを25PXに設定します。
切り抜きたい被写体をクリックしていきながら選択していきます。
選択された部分はマスクが取れているのが分かります。
選択範囲が決まったら、okボタンを押して、
切り抜き完成です。
★切り抜くポイント
クイック選択ツールの場合、余分な部分まで選択されてしまったなど、テクニックを要するケースが多いです。
そこでクイック選択ツールによる切り抜きポイントを伝授します。
①切り抜き対象と同じくらいのブラシサイズにする。
切り抜き対象と同じくらいのブラシサイズにすることではみ出し防止になり、
余分な部分の選択を最小限に抑えることが可能です。
②範囲を追加・削除のショートカットキーを使いながら作業する。
以下のショートカットを使えば、切り抜き選択作業の効率化が期待できます。
- shift+クリック⇒選択範囲を追加。
- alt(mac:opition)+クリック⇒選択範囲を削除
切り抜きテクニック④ 境界線調整ブラシを使ったテクニック
①~③までのテクニックの場合、大まかな被写体は切り抜ける反面、
細かい部分の切り抜きはどうしても難しくなってきます※特に髪の毛など
そこで続いてのテクニックでは、境界線調整ブラシで
細かい部分まで切り抜ける方法をお伝えしていきます。
STEP1 画像の準備
画像の準備ポイントとして、
切り抜きたい画像を背景レイヤーの上に配置します。
STEP2 被写体の切り抜き
初級編①でも紹介した被写体を選択するテクニックを使用して、
切り抜きたい部分を大まかに選択していきます。
被写体が選択されたら、①レイヤーマスクを追加をクリックして切り抜きます。
STEP3 境界線調整ブラシによる切り抜き画像の調整
被写体を選択のみでは、髪の毛など、細かい部分が切り抜ききれていないため、
境界線調整ブラシを使って、選択範囲の精度を高めていきます。
レイヤーマスクサムネールをダブルクリックし、メニュー画面を開きます。
変化点が確認できるように、①表示⇒②黒地を選択。
続いて、境界線調整ブラシを選択し、ブラシサイズを30PXに設定。
境界線調整ブラシを選択後、赤部分を中心にブラシでなぞる。
※髪の毛が全体的に反映される程度にブラシしていきます。
ブラシでなぞった後は、不要なカラーの除去をクリックし、
【被写体を選択】ではされなかった部分を反映していきます。
①量を74%に設定し、②出力先を新規レイヤーに選択して③OKを押します。
これで切り抜き及び境界線調整ブラシによる微調整が完了しました。